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まさかの”不良債権”…阪神、期待外れの成績に終わったFA移籍選手6人。積極補強の失敗例に

2024/11/15

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産経新聞社



星野伸之


 
 阪急、オリックスで幾度となく2桁勝利を記録した星野伸之も、FAで結果を残せなかった選手の一人である。
 
 旭川工業高校では決して目立つ存在ではなかったが、他の選手を視察に訪れたスカウトが星野の将来性を見出し、ドラフト5位で阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)が指名。自らも予期しない形でプロ入りを果たした。
 

 
 ストレートの球速は130kn/h程度だったが、代名詞となったスローカーブをうまく使って打者を翻弄。3年目に初の2桁勝利(11勝)をマークすると、同年から11年連続2桁勝利という驚異的な成績を残した。
 
 先発完投が珍しくない時代だったとはいえ、登板数のおよそ半分は完投というシーズンも多数。三振も奪える理想的なピッチャーだった。
 
 FAで2000年から阪神タイガースの一員になった星野。しかし、移籍3年間で挙げた勝利数はわずか8。低迷していたタイガースの救世主とはなれず、2002年限りで現役を引退した。

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