”まだ、やれる”完全復活目指すオリックス近藤、まずは5年ぶりの開幕一軍へ【どら増田のオリ熱コラム #67】
オリックスと近鉄の分配ドラフトを経験している選手は近藤だけだ。昨年久しぶりに勝利をあげ、今季は本当の意味での復活を目指す。
2016/02/28
完全復活の2016年に
17日の紅白戦では2回を無失点、25日の斗山ベアーズ(韓国)ではライナー性のヒットや、四球を出してピンチを招いたものの、3回を無失点に抑えている。紅白戦は当初1イニングだったところ2イニングを任されるなど、先発ローテーションの6番手ピッチャーとして首脳陣の期待は大きい。
「去年もそうなんですけど、今年もイニングを増やしてくれたり、凄くチャンスをいただけているので、そこはしっかりと投げていきたいです。調子に関しては悪いときは悪いので、良い状態を保ちながら、これは自分なりの駆け引きですね」
投球球数よりも回数で疲労度が変わるタイプの近藤にとって何球投げたということよりも、何回投げられたかというほうが“目安”になる。
昨年は終盤になって疲れが出てしまったという。
最後に気になる肘の状態と、今季の抱負について聞いてみた。
「肘に関しては、昨年は『痛い』か『痛くないか』という闘いでもあったんですけど、それに関しては昨年1年間痛みを感じないで投げられたことでクリアされました。今年はここ数年で一番の万全な状態でスタートが切れたので結果を出さなきゃいけない。僕の場合、1年間健康でいられれば結果はついてくると思ってます」
春季キャンプ一軍スタートに続く目標は、5シーズンぶりの開幕一軍入りであるのは言うまでもない。昨年、復活勝利のときには多くの選手が「こんちゃんのために」という言葉を口に出し、チームが一丸となり勝利をプレゼントした。
今季も1試合でも多くそんな場面を見せてほしい。
ファンに愛され、チームメイトに愛されている“こんちゃん”の2016年は完全復活に期待したい。