バウアーらは活躍できる? NPB入りした大物メジャーリーガー5人。輝かしい実績を持つ選手たち
2023/04/06
産経新聞社
フリオ・フランコ
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/85kg
・生年月日:1958年8月23日
・経歴:ディビネプロビデンセ高 – フィリーズ – インディアンス – レンジャーズ – ホワイトソックス
バットを高く掲げて先端を投手に向ける独特の「スコーピオン打法」を引っ提げ、千葉ロッテマリーンズで活躍したフリオ・フランコ。
ドミニカ共和国出身のフランコは、1978年にフィラデルフィア・フィリーズと契約し、1982年にメジャーデビュー。1991年には打率.341で首位打者を獲得し、シルバースラッガー賞にも輝くなどMLBを代表する好打者として活躍した。
1995年にMLBストライキの影響と恩師のボビー・バレンタイン氏が監督に就任したことが縁で、千葉ロッテマリーンズに入団。同年はリーグ3位となる打率.306を記録し、ベストナインとゴールデングラブ賞を獲得。しかし、恩師が解雇されたこともあり退団。
1998年にはロッテに復帰し、主将としてもチームをけん引。131試合に出場し、打率.290、18本塁打、77打点の好成績でベストナインにも選ばれた。しかし、ロッテは最下位に沈み、チームの方針もあって同年限りで再び退団している。
その後、MLBに復帰して史上最年長本塁打の記録を塗り替えるなど、49歳まで現役でプレーした。
野球に真摯に向き合う姿勢や、若手の指導し積極的な性格などが高く評価され、2015年にはルートインBCリーグ・石川ミリオンスターズの選手兼任監督も務めた。