大型補強は成功?失敗? 中日ドラゴンズ、歴代FA戦士5人。移籍後の活躍は…
2023/04/10
産経新聞社
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プロ野球の世界では、オフシーズンの戦力補強も大きな話題の一つだ。その中でも、特に注目を集めるのがフリーエージェント(FA)移籍だ。近年の中日ドラゴンズは、FA市場は消極的な動きとなっているが、過去には多くの選手を獲得している。ここでは、中日がFAで獲得した選手を5人紹介したい。
金村義明
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/88kg
・生年月日:1963年8月27日
・経歴:報徳学園高
・ドラフト:1981年ドラフト1位
近鉄バファローズ時代には、「いてまえ打線」の中心を担った金村義明だが、FA加入後は全く結果を残せなかった。
報徳学園高では、3年夏にエース兼4番打者として全国制覇を達成。ドラフト1位で近鉄から指名を受け、プロでは野手に専念した。
高卒5年目の1986年に三塁のレギュラーを奪取すると、同年は打率.275、23本塁打の好成績をマーク。その後は好不調の波もあったが、2桁本塁打を6度記録するなど、パンチ力のある打撃で存在感を発揮した。
1995年オフに、近鉄の選手では初めてとなるFA権を行使し、中日ドラゴンズに移籍。ところが、中日移籍後は、思うような結果を残せなかった。
移籍2年目には42試合出場で、打率.175、ノーアーチと精彩を欠くと、1997年の開幕直後に西武ライオンズへトレード放出となった。