大型補強は成功?失敗? 中日ドラゴンズ、歴代FA戦士5人。移籍後の活躍は…
2023/04/10
産経新聞社
和田一浩
・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/90kg
・生年月日:1972年6月19日
・経歴:県立岐阜商 – 東北福祉大 – 神戸製鋼
・ドラフト:1996年ドラフト4位
遅咲きのスラッガーとして知られる和田一浩。中日ドラゴンズへの加入時には35歳を迎えていたが、圧倒的な打撃力でチームをけん引した。
1996年ドラフト4位で西武ライオンズに入団。捕手登録でプロのキャリアをスタートさせたが、打撃を買われて、外野での出場機会を増やした。
2002年には初の規定打席に到達して打率.319、33本塁打を放つと、同年から5年連続ベストナインを受賞。2005年には首位打者(.322)と最多安打(153安打)のタイトルを獲得するなど、球界を代表する強打者として君臨した。
35歳を迎えた2007年オフに、中日へFA移籍。2010年には打率.339、37本塁打、93打点、出塁率.437と傑出した数字を残し、最高出塁率と最優秀選手(MVP)に輝いた。同年からチームをセ・リーグ2連覇に導くなど、主軸打者として活躍を続けた。
その後も衰えを感じさせない打撃を見せていたが、2015年に現役引退を表明した。今季からは中日の一軍打撃コーチとして後任育成に力を注いでいる。