満を持しての“アレ”へ…阪神、今季注目のキーマン5人。大きな期待がかかる選手たち
2023/04/26
産経新聞社
湯浅京己
出身:三重県
投打:右投右打
身長/体重:183cm/82kg
生年月日:1999年7月17日
ドラフト:2018年ドラフト6位
第5回WBCでも見事なピッチングを見せ、もはやリーグ屈指のセットアッパーに君臨している湯浅京己。湯浅の出来は、阪神の順位に直結してくるだろう。
聖光学院時代は、成長痛の影響でマネージャーも務めた経験がある湯浅。不完全燃焼のまま高校生活を終えた背景もあり、周囲の反対を押し切って独立リーグで野球を続けることに。鍛錬を重ねた湯浅は150km/h超えの直球を武器に活躍し、念願のプロ入りを果たした。
しかし、ルーキーイヤーの6月に腰椎の疲労骨折を発症すると、シーズン終盤に再発。納得いくパフォーマンスを発揮できないままシーズンを終えた。
それでも2021年にファームで結果を残し、1軍のマウンドも踏んだ湯浅。そして昨季、まさに大ブレークの1年になった。
チーム不動のセットアッパーとなった湯浅は、59試合に登板して45ホールドポイント(2勝43ホールド)防御率1.09 をマークし、最優秀中継ぎのタイトルを戴冠。イニング数を上回る三振を奪うなど打者を圧倒した。
今季はクローザーとして開幕を迎え、7試合登板で5セーブ、失点なしと抜群の安定感を誇っていた。しかし、右腕の張りを訴え16日に登録抹消。検査では患部に大きな問題は見つからなかったが、今後は慎重に調整することとなるだろう。