“強竜軍団”への復権は…中日、今季注目のキーマン5人。大きな期待がかかる選手たち
2023/04/28
産経新聞社
涌井秀章
出身:千葉県
投打:右投右打
身長/体重:185cm/85kg
生年月日:1986年6月21日
ドラフト:2004年ドラフト1巡目
電撃トレードで中日の一員となった涌井秀章。実績十分のベテランは、再び輝きを取り戻すことができるだろうか。
西武では高卒2年目から12勝を挙げ、その後は2桁勝利が当たり前という成績を残し続けた涌井。2007年は最多勝(17勝)を獲得するなどエースとして活躍を続けた一方、2012年は不振によって抑えに転向した。
先発へのこだわりを強く持っていた涌井は、FAでロッテに移籍し、2015年に15勝、2016年に10勝を記録。しかし、その後は本来の涌井とは程遠い成績に終わった。
2020年から楽天に移籍。3シーズン過ごしたのち、阿部寿樹とのトレードによって中日に移籍する運びとなった。
開幕2戦目に先発マウンドへ上がったが、7回2失点の好投も敗戦投手に。その後も打線の援護に恵まれない試合が続いたが、4試合目の登板となった26日の広島戦で、移籍後初勝利を手にした。
若返りを図るチームのなかで涌井が存在感を発揮すれば、若手とベテランがうまく融合し、最高の形でシーズンを終える可能性もある。