WBC後遺症はない!? 今シーズンも本調子の侍ジャパン戦士5人。影響を感じさせない成績に
2023/04/30
産経新聞社
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悲願の世界一に輝き、日本中を熱狂の渦に巻き込んだWBC。侍ジャパンの一員として戦った選手のなかには、以前から危惧されていた「後遺症」に悩まされる選手がいる一方、例年と変わらない働きを見せている選手も存在する。そこで今回は、WBCに出場した侍ジャパン戦士のなかで、開幕から結果を残す選手5人を紹介する。
佐々木朗希
出身:岩手県
投打:右投右打
身長/体重:192cm/92kg
生年月日:2001年11月3日
ドラフト:2019年ドラフト1位
WBCで世界にその名を轟かせた佐々木朗希。今季のスタートダッシュはまさに驚異的と言っていいだろう。
佐々木は多数の剛腕を輩出した岩手県出身。大船渡高校時代から持って生まれた才能を遺憾なく発揮し、高校2年で最速157km/hを記録。3年時には160km/hをマークして大きな注目を集め、ドラフト会議では4球団競合の末にロッテが交渉権を獲得した。
ルーキーイヤーは体力づくりに専念したこともあり、1軍に加えてファームでも実戦登板なし。2年目はファームで好成績を残し、1軍のマウンドも経験した。
そして昨季は4月に完全試合を達成するなど、瞬く間に急成長を遂げた佐々木。惜しくも2桁勝利には届かなかったが9勝を挙げ、奪三振率も12.04を誇った。
WBCでは2試合に先発登板するなど、疲労の蓄積も懸念されていた。しかし、今季は4月28日時点で3試合に先発してすでに3勝、さらに自責点は0を継続中。佐々木から得点を奪うことはまさに至難の業となっている。