巻き返しなるか…プロ野球、開幕から遅れを取った大物野手5人。打撃不振に苦しむ一流打者たち
2023/04/29
産経新聞社
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開幕から約1ヶ月が経過した2023年シーズンのプロ野球。今季も毎年のように結果を残す実力者の活躍が、連日見られている。一方、開幕から苦しい状態が続き、トンネルの出口が見えていない選手も少なくない。そこで今回は、開幕から遅れを取った一流打者を5人ピックアップする。
坂本勇人
出身:兵庫県
投打:右投右打
身長/体重:186cm/86kg
生年月日:1988年12月14日
ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
開幕前の時点で通算2200本以上のヒットを放っていた坂本勇人だが、今シーズンは類を見ないほどの不振に苦しんでいる。
兵庫県出身の坂本は、光星学院(現:八戸学院光星)に進学し、1年秋からレギュラーを獲得するほど高い野球センスを兼ね備えていた。甲子園で目立った活躍こそな
かったものの、潜在能力の高さを評価され、巨人から高校生ドラフト1巡目で指名。
ルーキーイヤーにプロ初ヒットを放つと、2年目からはショートのレギュラーを掴み取り、2009年に打率3割、2010年に31本塁打といったように、確実性と長打力を併せ持つ選手として大活躍。
また、打撃だけでなく守備面でも大きな貢献を見せており、ゴールデン・グラブ賞を5回獲得している。
2020年に通算2000本安打を達成し、通算3000本安打も期待されている坂本。しかし、今季はオープン戦から不振が続き、シーズン開幕後もヒットを打てない日々が続いた。
とはいえ、4月23日のDeNA戦で長嶋茂雄に並ぶ通算418本目の二塁打を放つなど、復調の兆しは見せている。坂本は、本来の輝きを取り戻せるだろうか。