巻き返しなるか…プロ野球、開幕から遅れを取った大物野手5人。打撃不振に苦しむ一流打者たち
2023/04/29
産経新聞社
佐藤輝明
出身:兵庫県
投打:右投左打
身長/体重:187cm/93kg
生年月日:1999年3月13日
ドラフト:2020年ドラフト1位
阪神を引っ張る存在にならなければいけない佐藤輝明。しかし、3年目を迎えた今季、自慢の長打力は影を潜めている。
高校通算20本塁打を放った佐藤は近畿大学に進学し、大学球界を代表する選手として活躍。ベストナインに幾度となく輝いたうえ、関西学生野球リーグの通算本塁打記録を塗り替えた。
ドラフト会議では、4球団が1位指名で競合。抽選の末、左の長距離砲を求めていた阪神が交渉権を獲得した。
プロ1年目からオープン戦本塁打王という結果を残した佐藤は、新人初となる開幕から2カード連続で本塁打を放つ。プロの壁に苦しみ打率は低い状態が続いていたものの、圧倒的な飛距離は、球界全体に大きな衝撃を与えた。
新人から2年続けて20本塁打以上を記録し、今季はさらなる飛躍が期待されていた佐藤。だが、開幕から打撃不振が続いた。20試合目で待望の初アーチを描いたが、打率も1割台と低迷が続いている。