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田口・桜井…巨人先発ローテの危機は若手投手にとってのチャンス【死亡遊戯コラム】

マイコラスが開幕絶望となり、杉内もいない。完全に計算できる投手は菅野一人という状況だ。

2016/03/05

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田口、ポスト内海となるか

巨人の先発ローテが危ない。
 
マイコラスは右肩違和感でいまだ実戦登板はなく開幕絶望。
杉内俊哉は右股関節手術のリハビリ中で実戦復帰の見通しは立っていない。
つまり昨季13勝を挙げ最高勝率のタイトルを獲得した助っ人右腕と、ここ数年チームを支え続けた左のエースがいないわけだ。
計算できる先発は菅野智之ただひとり。
2年目のポレダや高木勇人は未知数な部分も多く、昨季2勝で4月に34歳になる内海哲也に多くを期待するのも酷だろう。
実績のある西村健太朗や大竹寛も2軍調整中。
キャンプから先発調整の続いたマシソンもリリーフ起用が濃厚。
となると、自然と若手先発陣の台頭に期待が懸かる。
 
2016年、由伸監督1年目。監督の交代は選手からしたら大きなチャンス。
反面、最初につまずくと、中々その印象を覆すのは難しい。
ボスにはそれぞれ目指すべき野球があり、理想とするチームがある。
普通の会社と同じで上司が代われば評価も変わるし、もちろん人がやっている以上は人間的な相性もあるだろう。
プロ野球選手にとって監督交代は自身の野球人生を左右する大事件だ。
そんなことは百も承知で必死になってキャンプからアピールする若手投手たち。
 
まずポスト内海として注目されるのが3年目のハタチのサウスポー田口麗斗である。
1軍デビューした昨季はスタミナ不足を指摘されながら、13登板中12試合で先発起用。
首脳陣の杉内・内海に次ぐ先発左腕として育成しようという意志が見て取れた。
66.1回を投げ防御率2.71、64奪三振を記録。
甘党の太りやすい体質で昨年のキャンプでは激太りして登場し周囲を唖然とさせたが、今年は自主トレからきっちり調整。
ここまで実戦で計11回2/3を1失点と開幕ローテ入りが有力視されている。

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