【MLB】田中、2年連続開幕投手へ。オープン戦初登板日確定で見えるエースへの配慮
ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が、田中将大のオープン戦初登板が現地6日のフィリーズ戦になると発表した。
2016/03/06
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昨年より約1週間早い登板
状態の良さをうかがわせる朗報となった。ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が、田中将大のオープン戦初登板が現地6日のフィリーズ戦になると発表した。
シーズン終了後の昨年10月に、右肘の骨棘除去手術を受けた。リハビリを経てキャッチボールを再開したのは昨年12月。当初想定されたスローペースからは、大幅にスケジュールが前倒しされた印象だ。
昨年のオープン戦初登板は3月12日。ブレーブス戦だった。2回を投げ、2三振を奪うなど、1人の走者も許さない完璧な内容。今年も、ほぼ同時期のオープン戦初登板が予想されていた。
2日に打者相手の実戦形式の練習に登板。自軍マイナー選手6人から5三振を奪い、完璧に封じ込めた。ジラルディ監督は一夜明けて肘を含めた状態を確認。「非常にいい状態のままだった。彼は日曜日(6日)に投げる」と上機嫌だった。
初登板では2イニング、もしくは30~35球の球数がメドとなるという。そこから段階的に登板イニング数や球数を増やしていく。
この前倒し。有力視される2年連続の開幕をにらむと非常に大きい。
残る日程を見れば、4月4日のアストロズとの開幕戦までに、オープン戦は全て中5日でも計5試合に登板できる計算となる。
6日のフィリーズ戦以降、仮に全て中5日ならば12日にレイズ戦、18日にオリオールズ戦、24日にレイズ戦、30日にブレーブス戦に登板することになる。
最後の登板は少ない球数で調整代わりとするケースが多い。そこから中4日で、アストロズとの開幕戦にぴたりとはまる。
昨年のオープン戦登板は4試合止まり。計14回2/3しか投げられず、球数も最後のツインズ戦の76球が最多だった。