“超逸材”がまさか…巨人、期待外れに終わったドラフト1位選手5人。今世紀ドラ1指名の失敗例に
2024/01/31
産経新聞社
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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。期待通りにチームの主力へと成長する選手が多くいる一方で、実力を発揮できないまま退団となる選手も多く存在する。ここでは、今世紀で期待外れに終わった読売ジャイアンツのドラフト1位戦士を紹介する。
野間口貴彦
・投打:右投右打
・身長/体重:183cm/90kg
・生年月日:1983年5月31日
・経歴:関西創価高 – 創価大中退 – シダックス
・ドラフト:2004年ドラフト自由枠
サイドスローに転向するなど、試行錯誤を続けた野間口貴彦だったが、思うような結果を残せなかった。
シダックス時代には野村克也監督の指導のもと、社会人を代表する投手に成長。2004年ドラフト自由枠で読売ジャイアンツに入団。多額の契約金が発生していたことは、当時大きな問題となった。
即戦力ルーキーと期待されたが、ルーキーイヤーは9試合に先発登板するも、4勝3敗、防御率6.61と低調な数字に。プロ2年目以降は中継ぎでの起用が中心となるも、一軍定着できないシーズンが続いた。
サイドスローに転向した2011年には、12試合の登板ながら1勝3ホールド、防御率1.98の好成績をマーク。覚醒の兆しを見せた。
しかし、翌2012年はわずか3試合の登板に終わり、2013年オフに育成契約へ移行。2015年に支配下復帰を果たしたが、一軍昇格は叶わず同年オフに戦力外通告を受けた。
巨人では通算111試合に登板して13勝を挙げたが、ドラフト1位入団の期待値からすると、やや物足りない結果となった。