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【3・4月月間MVP】西武・中村剛也が3度目、ロッテ・佐々木朗希が2度目の受賞! 阪神・村上頌樹&DeNA・宮﨑敏郎はともに初選出

2023/05/11

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産経新聞社



プロ野球最新情報

 日本プロ野球機構(NPB)は11日、3・4月度「大樹生命月間MVP賞」を発表。セ・リーグは村上頌樹投手(阪神タイガース)と宮﨑敏郎内野手(横浜DeNAベイスターズ)、パ・リーグは佐々木朗希投手(千葉ロッテマリーンズ)と中村剛也内野手(埼玉西武ライオンズ)が選出された。

 

 
 セの投手部門は、阪神・村上が入団3年目で初受賞。期間中、先発として3試合(25回)を投げ、被安打5、与四球1でリーグトップとなる防御率0.00の抜群の投球内容だった。中でも圧巻だったのは、4月12日の読売ジャイアンツ戦で、7回を投げ走者を一人も許さない完璧な投球を披露。惜しくも勝利投手にはならなかったが、続く22日の中日ドラゴンズ戦では、2安打完封でプロ初勝利を挙げた。29日の東京ヤクルトスワローズ戦でも、8回を2安打に抑えて2勝目を挙げ、開幕から「25イニング連続無失点」を記録。入団から2年連続でウエスタン・リーグの最優秀防御率投手賞と勝率第一位投手賞を獲得した右腕は、3年目のシーズンでその実力を見事開花させた。
 
 打者部門では、DeNA・宮﨑が入団11年目で初受賞。期間中はリーグトップの打率.444、長打率.746、出塁率.520、得点圏打率.615を記録。また、4本塁打と13打点もリーグ3位タイの好記録で、好調DeNA打線の中において特に好調をキープし、開幕から15試合連続安打(うちマルチ安打9度、殊勲打3度)を放つなど、全球団に対して4割超の高打率で、相手球団が警戒する打者となった。チームは、開幕4連敗とスタートに躓いたが、その後は投打が噛み合い、3、4月度を16勝7敗、球団としては19年ぶりとなる首位の座で5月を迎えている。
 

 

 パの投手部門は、ロッテ・佐々木朗が2022年3・4月度以来2度目の受賞。期間中は4試合に先発登板。開幕から20イニング連続無失点と最高のスタートで、リーグトップタイの3勝、リーグトップの38奪三振の成績を残した。今シーズン初登板となる4月6日の北海道日本ハムファイターズ戦では、6回を11奪三振無失点の好投で今季初勝利を挙げる。14日のオリックス・バファローズ戦は7回無失点、21日の福岡ソフトバンクホークス戦でも7回無失点の力投で負けなしの3連勝。28日のオリックス戦では7回3失点で勝敗はつかなかったものの、チームは延長戦を制した。3、4月度の奪三振率は12.67と圧巻の投球を見せ、WBC優勝を経験した若きエースの快投は、首位争いを繰り広げるチームに勢いをもたらした。
 
 打者部門では、西武・中村が2018年8月度以来3度目の受賞。期間中の20仕合に出場し、リーグトップの長打率.727、リーグ2位の打率.364、7本塁打の成績を残して今シーズンで22年目、40歳を迎えるベテランにとって最高のスタートとなった。4月11日以降は「4番・指名打者(DH)」に定着すると、3度の猛打賞や、9試合連続安打(18日福岡ソフトバンク戦~30日東北楽天戦)を記録するなど安打を量産。さらに、月間4本の殊勲安打を放つなど、チームの勝利に貢献する場面でも優れた成績を残した。また、30日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、自身4年ぶりとなる3試合連続本塁打で、4月を締めくくった。



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