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今季はどう変わる? 昨季の開幕スタメン、大阪桐蔭高校出身が最多6人

プロ野球の開幕が近づいてきた。昨年の開幕先発メンバーを出身校別に見てみると面白い数字が浮かび上がる。

2016/03/11

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1番多い高校は大阪桐蔭

 あと3週間足らずでプロ野球が開幕する。選手たちは開幕一軍、そしてまず「開幕スタメン」を目指して、しのぎを削っている。
 
 もちろんレギュラー選手が故障などで出場できないケースもあるが、基本的に開幕戦の先発メンバーは、12球団のその時点でのベストメンバーと言っていいだろう。
 
 2015年開幕戦6試合の先発メンバーを、卒業した学校別に分けてみた。まずは高校編だ。なお、大学を経てプロ入りした選手はこのあとの大学編にも登場する。学歴とは違う。
 
・6人 大阪桐蔭高校
西岡剛(阪神/3番三塁)、中村剛也(西武/4番三塁)、平田良介(中日/5番右翼)、中田翔(日本ハム/4番一塁)、浅村栄斗(西武/3番二塁)、森友哉(西武/6番DH)
 
・5人 横浜高校
涌井秀章(千葉ロッテ/投手)、近藤健介(日本ハム/7番捕手)、石川雄洋(横浜DeNA/1番二塁)、筒香嘉智(横浜DeNA/4番左翼)、倉本寿彦(横浜DeNA/7番遊撃)
 
・4人 PL学園高校
今江敏晃(千葉ロッテ/4番三塁)、松井稼頭央(楽天/6番右翼)、福留孝介(阪神/6番右翼)、前田健太(広島/9番投手)
 
・3人 桐蔭学園高校
鈴木大地(千葉ロッテ/2番遊撃)、平野恵一(オリックス/1番二塁)、高橋由伸(巨人/6番左翼)
 
・3人 東海大相模高校
菅野智之(巨人/9番投手)、田中広輔(広島/8番遊撃)、森野将彦(中日/3番一塁)
 
 出身者が2人ずつの高校は、光星学院(坂本勇人、田村龍弘)、広陵(上本博紀、小林誠司)、樟南(鶴岡慎也、大和)、東福岡(村田修一、田中賢介)、履正社(T-岡田、山田哲人)の5校だ。
 
 最多は大阪桐蔭高校の6人。全員、高校卒業後すぐにプロ入りしている。それぞれがチームに欠かせない存在で、今季も各チームの中心選手として活躍が期待される。
 
 次に多いのは、横浜の5人。DeNAには筒香嘉智を筆頭に、開幕スタメン濃厚な選手が揃う。3番目に多いのは、PL学園だ。今年の3年生が引退すると、部員数は0人となり、事実上の活動停止になる。昨季、自身5度目の開幕投手を務めた前田健太(ドジャース)は、今季からアメリカに拠点を移した。今江敏晃や松井稼頭央のほかに果たして、新たに名を轟かせるPL学園OBは出てくるのだろうか。
 
 4番目に多い桐蔭学園高校出身者の中では、高橋由伸(巨人・監督)と、平野恵一(阪神・二軍守備走塁コーチ)の2人が今季から指導者となった。鈴木大地は、今季もロッテのキャプテンを務める。
 
 東海大相模高校出身では、巨人・菅野智之が、3年連続3回目の開幕投手を任されることが濃厚。田中広輔、森野将彦も怪我さえなければ開幕スタメンの可能性が高い。

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