スター街道から一転…苦しい立場の元レギュラー6人。チームの中心選手として期待されたが…
2023/05/29
産経新聞社
プロ野球 最新情報(最新ニュース)
入れ替わりの激しいプロ野球の世界で、複数年続けて活躍することは至難の業だ。これまでにも単年はレギュラーとして躍動するも、その後は低迷の一途を辿る選手が多くいた。そこで今回は、将来のスター選手として期待されながら、苦しい立場となっている 元レギュラー選手を6人紹介する。
髙山俊
出身:千葉県
投打:右投左打
身長/体重:181cm/87kg
生年月日:1993年4月18日
ドラフト:2015年ドラフト1位
大活躍のルーキーイヤーから一転、復活の気配が見えない髙山俊。まさにプロ野球人生の岐路に立たされている状況の一人だ。
日大三高では横尾俊建(楽天)らとクリーンアップを形成し、2011年の夏の甲子園で全国制覇を達成。
圧倒的な実績を残して明治大学に進学すると、東京六大学のリーグ通算安打記録を塗り替える活躍。進路が注目された高山は、2球団競合の末にドラフト1位で阪神へ入団した。
ルーキーイヤーの開幕戦に1番で起用され、球団では鳥谷敬以来となるプロ初打席初ヒット。一時は不振に陥りながらも復調し、規定打席に到達。打率.275をマークし、新人王に輝いた。
ところが、2年目の壁に苦しみ、翌年は打率.172(規定未満)と低迷。2019年こそ出場機会を伸ばしたが、その後もルーキー時代の輝きは見られていない。
プロ8年目を迎えた今季は、いまだ1軍出場なし。極めて苦しい立場を迎えている。