スター街道から一転…苦しい立場の元レギュラー6人。チームの中心選手として期待されたが…
2023/05/29
産経新聞社
田中和基
出身:福岡県
投打:右投両打
身長/体重:181cm/75kg
生年月日:1994年8月8日
ドラフト:2016年ドラフト3位
貴重なスイッチヒッターとして活躍し、新人王を獲得した田中和基も、近年は存在感が薄くなっていると言えるだろう。
西南学院高ではキャッチャーを守り、高校通算18本塁打を記録した田中。卒業後は立教大に進学し、リーグ戦通算で打率.270・9本塁打を記録。身体能力の高さを評価され、楽天からドラフト3位指名を受けた。
三振の多さがやや目立ちながらも、ルーキーイヤーの5月にプロ初本塁打を記録。しかし、その後は継続して結果を残せず、最終的に打率.111に終わった。
翌年は正中堅手の座を奪取し、規定打席にも到達。105試合出場で打率.265・18本塁打をマークし、山本由伸(オリックス)らとの争いを制して新人王にも輝いている。
誰もが主力としてさらなる飛躍を期待したが、2019年は故障の影響で大不振。その後は守備固めや代走での試合出場が多く、スタメン起用は年々減少している。
今季も現状を打破できておらず、もう一度新人王を獲得したバッティングを見せたいところだ。