ついに“崖っぷち”…プロ野球、2023年に正念場を迎えたドラフト1位入団の現役選手6人
2023/06/01
産経新聞社
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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。しかし、その期待が大きな「重圧」となり、苦しむ選手が多いことも事実だ。今回は、ドラフト1位入団を果たしながらも思うような成績を残せず、正念場を迎えている現役選手6人を紹介する。
鍬原拓也(読売ジャイアンツ)
・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/85kg
・生年月日:1996年3月26日
・経歴:北陸高 – 中央大
・ドラフト:2017年ドラフト1位
昨季は自己最多の49試合に登板し、飛躍の兆しを見せた鍬原拓也だったが、今季は二軍での生活が続き、厳しい立場になっている。
2017年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した鍬原。プロ1年目から一軍の先発マウンドを経験したが、6試合登板で1勝2敗、防御率6.83と結果は残せなかった。
翌2019年以降は、ブルペンが主戦場となった。さらに、右肘の手術など故障に苦しみ、育成契約を経験。
2022年は開幕直前に支配下登録を勝ち取り、そのまま一軍スタート。9試合連続無失点の好投を見せ、一時はセットアッパーを任されるなど、ブレイクを予感させた。
しかし、同年は49試合に登板して16ホールドポイント(3勝13ホールド)をマークしたものの、防御率5.16と不安定な数字となった。
プロ6年目の今季は、開幕二軍スタート。4月中旬に一軍昇格を果たしたが、目立つ結果を残せないまま降格となった。若手とは言えない年齢に差し掛かっているだけに、勝負の1年となりそうだ。