侍ジャパンの指揮官は誰に? 日本代表の次期監督候補と噂される5人。世界一連覇を託されるのは?
2023/06/25
産経新聞社
井口資仁
誰もが驚く形で監督を辞任したのが、千葉ロッテマリーンズで指揮をとった井口資仁だ。
國學院久我山高校から青山学院大学に進学した井口は、大学時代に突出した打撃を披露。大学球界を代表するバッターだった井口は福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)に入団した。
ホークス入団後は、強力打線の中軸を担い優勝に貢献。2005年からはメジャーリーグに挑戦、ワールドシリーズ制覇にも貢献した。2009年からロッテに加入し、勝負強い打撃を随所で披露。現役最後の試合では9回裏に劇的同点ホームランを放つなど惜しまれつつも現役を引退した。
その後、2018年よりロッテの監督に就任。2年目まではBクラスに低迷したが、2020年にはソフトバンクと熾烈な優勝争いを演じた。しかし、主力の離脱もあって最終的には2位に。翌2021年も一時優勝マジックを点灯させるなど奮起するが、またも優勝は逃した。
昨季は高卒新人捕手の松川虎生を佐々木朗希とのバッテリーに抜擢。28年ぶりの完全試合を演出した。しかし、チームとしては調子が上がらず3年振りのBクラスに。そして、最終戦で突如監督辞任を表明した。
次回WBCが開催される時期も第一線級のエース格であろう佐々木朗希とのパイプ役としても期待できることや、メジャーの舞台を経験したという点は、アドバンテージとなるだろう。