侍ジャパンの指揮官は誰に? 日本代表の次期監督候補と噂される5人。世界一連覇を託されるのは?
2023/06/25
産経新聞社
古田敦也
有力候補の一人として名前が挙がっている古田敦也。かねてより監督待望論は聞かれていたが、2007年以降は監督の座に就いていない。
古田は立命館大学からトヨタ自動車を経由し、ドラフト2位でヤクルトスワローズに入団。野村克也からの教えを着実に実行し、入団2年目にして打率.340を記録し首位打者を獲得した。
配球面はもちろん強肩も武器に活躍し続け、スワローズの正捕手として長らく君臨。ヤクルトの黄金期を形成した。2006年からは選手兼任監督(プレイングマネージャー)の役割も務めた古田。攻撃的なスタイルで得点力が向上し、シーズン3位の成績で終える。
ただ、2007年はチーム全体の歯車が噛み合わず、古田自身もけがの影響で出場機会が減少し、成績も低迷。Bクラスとなり結果的にこの年で現役引退、監督も辞任する運びとなった。
引退後はスワローズとの関わりがなかったものの、2021年に臨時コーチの役割でスワローズの春季キャンプに参加。長らく監督の職からは離れているが、その手腕はいまだに注目され続けている。