侍ジャパンの指揮官は誰に? 日本代表の次期監督候補と噂される5人。世界一連覇を託されるのは?
2023/06/25
産経新聞社
工藤公康
現役時代はプロ通算224勝を積み上げた工藤公康。選手としても監督としても輝かしい実績を残しているため、侍ジャパンの次期監督候補にも挙がっている。
愛知県出身の工藤は、名古屋電気高校に進学。その後西武ライオンズに入団すると、二桁勝利を7回達成。その後は福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)や読売ジャイアンツなどを渡り歩き、2011年で現役生活にピリオドを打つ。
2014年オフにホークスの監督に就任すると、1年目から日本シリーズを制覇。翌2016年こそ優勝を逃すも、2017年に再び日本一。2018年・2019年は2年連続でシーズン2位からの下剋上で日本一を掴み取り、3連覇を果たした。
日本シリーズでは本拠地で16連勝を記録する強さを発揮し、最終的に出場5度で20勝4敗1分。全て日本一を手にするなど、短期決戦において圧倒的な強さを見せつけた。
また、投手陣の整備に大きく力を発揮。育成選手から今やメジャーリーガーとなった千賀滉大など、指導した選手が次々と結果を残し、野手でも育成選手だった甲斐拓也を日本代表キャッチャーに育て上げるなど、指導者としての手腕も高く評価されている。
最終的には就任7年間でリーグ優勝3回、日本一5回という圧倒的な成績で常勝軍団を作り上げた工藤。2021年限りで監督を退任した名将なだけに、実績は十分だろう。
【了】