新たな“岡田チルドレン”? 阪神、リーグ優勝にかけて躍進した6人。快進撃を支えた選手たち
2023/09/16
産経新聞社
坂本誠志郎
出身:兵庫県
投打:右投右打
身長/体重:176cm/79kg
生年月日:1993年11月10日
ドラフト:2015年ドラフト2位
抜群のリーダーシップを誇り、チームメイトの信頼も厚い坂本誠志郎。扇の要としてチームを支え続けた。
履正社高校時代は、正捕手として2年夏・3年春の甲子園に出場。明治大学でも主力として活躍し、大学日本代表のキャプテンも務めた。
際立った打撃成績ではなかったが、捕手としての能力などが高く評価され、ドラフト2位で阪神に入団した。
しかし、チームでは梅野隆太郎が不動の正捕手として君臨しており、坂本は2番手捕手という存在に。2017年は42試合に出場したが、シーズン終盤にけがで1軍登録を抹消され、悔しい終わり方となった。
その後もレギュラー定着とはいえないシーズンが続いたが、今季は攻守に存在感を発揮し、出番が増加。開幕から併用起用となっていたが、8月中旬に梅野が左尺骨骨折を負い、シーズン中の復帰は絶望的に。
梅野離脱後は全試合でスタメンマスクを被り、卓越したインサイドワークで投手陣を好リード。チームは9月に11連勝でリーグ優勝を決めたが、坂本の“陰のMVP”といえる働きは際立っていた。