まさかの“交代劇”…シーズン途中で休養を余儀なくされた監督5人。責任を取った指揮官たち
2024/04/23
産経新聞社
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長いプロ野球の歴史の中では、”名将”と呼ばれた指揮官が多く存在。近年も、オリックス・バファローズをリーグ3連覇に導いた中嶋聡監督などが、優れた手腕でチームを率い常勝軍団を築いている。一方で、成績不振によってシーズン途中で現場を離れる例もあった。そこで今回は、休養を余儀なくされた監督を紹介する。
岡田彰布
出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:175cm/77kg
生年月日:1957年11月25日
ドラフト:1979年ドラフト1位
2023年から阪神の監督に復帰し、チームを38年ぶりとなる日本一に導いた岡田彰布。2005年にも阪神をリーグ優勝に導いたが、休養を余儀なくされた過去もあった。
北陽高校(現:関大北陽)時代にエースで4番を任されていた岡田は、早稲田大学でも三冠王を獲得。その打棒をプロでも遺憾なく発揮し、入団から12年連続で二桁本塁打を放った。
1995年限りで現役から退くと、2004年、阪神の歴史で初となる大阪出身の監督として就任。伝説となった「JFK」を構築し、2005年にセ・リーグ優勝を成し遂げた。
また、2008年もチームは開幕から絶好調だったが、終盤の巨人の勢いが凄まじく、リーグ優勝をさらわれてしまった。岡田はこの年限りで監督の座から退くことに。
2010年からは3年契約でオリックスの監督に就任。だが、契約最終年はシーズン序盤から歯車が噛み合わず、最下位が確定した9月末に休養が発表された。シーズン終了まで指揮を取る方針から一転、まさかの結末で監督としての職を終えることになった。