移籍となれば“主戦格”に? プロ野球、トレード注目投手6人。1軍クラスの実力持つ選手たち
2023/07/10
産経新聞社
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前半戦を終えようとしている2023年シーズンのプロ野球。主力選手の故障や不調など、各球団で不測の事態が多く発生しており、今季もトレード可能期間の7月31日まで活発な動きが予想される。ここでは、環境が変われば活躍が期待できる投手を6人紹介したい。
秋山拓巳(阪神タイガース)
・投打:右投左打
・身長/体重:188cm/101kg
・生年月日:1991年4月26日
・経歴:西条高
・ドラフト:2009年ドラフト4位
過去に3度、2桁勝利を達成した実績のある秋山拓巳。今シーズンは新戦力の台頭もあり、二軍暮らしを余儀なくされている。
西条高校時代はエース兼4番打者として投打で活躍を見せた秋山。2009年ドラフト4位指名で阪神タイガースへ入団した。
高卒1年目にして一軍登板を果たし、無四球完封勝利も挙げる華々しいルーキーイヤーを飾ったが、2年目以降は成績を伸ばせず。二軍では好投も、一軍では結果の出ない苦しいシーズンが続いた。
それでも2017年、開幕ローテーション入りを果たすと、シーズンを通じて結果を残して自身初の2桁勝利に到達。最終的に12勝6敗、防御率2.99をマークした。
その後、2020年からは2年連続で2桁勝利を記録。先発の一角として確固たる地位を築いた。
しかし、2021年はわずか1勝に終わると、今季初先発でも5回5失点と結果を残せず二軍降格。その間に今季大ブレイクの村上頌樹、新加入の大竹耕太郎、けがからの大復活を遂げた才木浩人らが躍動しており、秋山の出番が得られない状況となっている。
一方で、ファームでは10先発で5勝2敗、防御率3.64とまずまずの結果を残している。他球団であれば先発ローテーション入りも十分考えられるだけに、今後の動きに注目したい。