最後まで現役にこだわった…プロ野球、第一線で戦い続けた選手6人。現役を全うしたレジェンドたち
2023/09/26
産経新聞社
松坂大輔
出身:東京都
投打:右投右打
身長/体重:182cm/92kg
生年月日:1980年9月13日
ドラフト:1998年ドラフト1位
「平成の怪物」という異名で数々の金字塔を打ち立てた松坂大輔。キャリア晩年は苦しい時期の連続だったが、それでも現役として戦い続けた。
横浜高校時代は3年夏の甲子園決勝戦でノーヒットノーランを達成。高校生離れした投球で鮮烈な印象を残し、西武ライオンズにドラフト1位で入団。
高卒1年目から先発ローテーションの一角として活躍した松坂。プロ初登板で155km/hの直球を投げ込み、三振を奪った場面は現在も語り継がれるシーンに。その後も日本球界では圧巻の投球を続け、2007年オフに海を渡った。
ボストン・レッドソックスで2年目に18勝をマークし、メジャーの舞台でも実力を証明した松坂。しかし、2009年はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の疲労が影響したのか、まさかの不振に。
その後も本調子とはならず、2016年に日本球界へ復帰。けがに悩まされるシーズンも多くあったが、中日ドラゴンズでプレーした2018年には6勝を挙げ、カムバック賞を受賞した。
最終的には2021年に古巣の西武で現役生活にピリオドを打った。最後までわずかな可能性を信じて戦う姿は、ファンに勇気を与えただろう。
【了】