1軍でも輝けるか…中日、ファームで躍動している6人。2軍から出場機会を求める選手たち
2023/07/06
産経新聞社
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プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格するには二軍での成績が判断材料となるだけに、ファームでの活躍が求められる。しかし、二軍で好成績を残しても、そのまま一軍で通用するとは限らないといえる。ここでは、今季ファームで躍動している中日の選手を6人紹介したい。(今季成績は5日時点)
根尾昂
出身:岐阜県
投打:右投左打
身長/体重:177cm/84kg
生年月日:2000年4月19日
ドラフト:2018年ドラフト1位
二刀流への挑戦を断念し、投手一本に絞った根尾昂。ファームで十分な成績は残しているものの、1軍昇格とはなっていない。
大阪桐蔭高校で高校生離れした野球センスを披露し、春夏連覇の達成に大きく貢献。投手としても野手としても強烈なインパクトを残したことから、ドラフトでは4球団から1位指名。中日ドラゴンズへの加入が決まり、早い段階での活躍を望まれていた。
だが、春季キャンプ前に右ふくらはぎを痛めてしまった根尾。1軍昇格が大幅に遅れ、ルーキーイヤーでのプロ初ヒットは記録できず。2020年に待望のプロ初ヒットをマークし、2021年にプロ初ホームランを放った。
しかし、その後は打撃で苦しいシーズンが続き、昨シーズン途中に投手へ本格転向。先発に挑戦する今シーズン、ファームで長いイニングを投げ始め、防御率2点台と結果を出している。
期待の次世代スターが1軍マウンドで躍動する姿を見られる日もそう遠くないかもしれない。