予想外だった!? プロ野球、2023年に大ブレイク中の新星6人。大躍進を遂げた選手たち
2023/08/03
産経新聞社
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後半戦に突入した2023年シーズンのプロ野球。今季も開幕から頭角を現してきた選手が数多くいるが、中には予想外の飛躍を遂げた選手も存在。その活躍でチームに新風をもたらしている。そこで今回は、今季前半戦に大ブレイクを果たした選手6人を取り上げる。(成績は2日時点。)
村上頌樹
出身:兵庫県
投打:右投左打
身長/体重:175cm/80kg
生年月日:1998年6月25日
ドラフト:2020年ドラフト5位
セントラル・リーグ首位を走っている阪神タイガース。その原動力の一因となっているのが、今季大ブレイクを果たした村上頌樹だ。
智弁学園高校ではエースとして活躍し、高校3年時に選抜甲子園優勝を経験。その後は東洋大学に進学し、150km/h速球を誇る本格派右腕は、ドラフト5位で阪神に入団。
ルーキーイヤーはファームで経験を積み、1年目ながら10勝、防御率2.23と安定した活躍を見せた村上。しかし1軍では結果を残せず、2年目は1軍のマウンドに立つこともできなかった。
今季は、4月12日の巨人戦で、7回まで一人のランナーも出さないピッチングを披露。自信をつけた村上はその後も快投を続け、開幕から31回連続無失点記録というセ・リーグタイ記録を樹立した。
その後もエース級の活躍を続け、前半戦は6勝、防御率1.97をマーク。オールスターゲームにもノミネート外からファン投票で選出され、先発マウンドに上がった。
この勢いを持続できれば、2桁勝利、さらには個人タイトルの獲得も見えてくるだろう。