“支配下登録”を勝ち取れるか…2軍で好成績を残している育成選手5人。ファームで輝く有望株たち
2023/07/26
産経新聞社
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後半戦に突入した2023年のプロ野球。シーズン後半に向け、トレードや新外国人選手の獲得など、新規契約可能期限となる7月31日まで各球団で活発な動きが予想される。一方で、育成選手のシーズン中の支配下登録も同日が期限となる。ここでは、二軍で好成績を残している注目の育成選手5人を紹介したい。
加藤廉(読売ジャイアンツ)
・投打:右投左打
・身長/体重:181cm/84kg
・生年月日:1999年1月12日
・経歴:島田工 – 東海大海洋学部
・ドラフト:2020年育成選手ドラフト12位
7月に入り、二軍で猛アピールを見せている加藤廉。チームの野手では支配下に一番近い存在といえるだろう。
島田工では全国大会とは無縁だったが、東海大海洋学部へ進学すると、2年春からレギュラーに定着。中心選手として活躍した。
2020年ドラフト会議では、12球団最後の指名となる育成12位で読売ジャイアンツに入団。
ルーキーイヤーは二軍で42試合に出場し、打率.266とまずまずの数字を残した。さらなる成長が期待されたが、翌2022年6月に血行障害改善のため右手の手術を敢行。同年は手術の影響もあって、二軍では7試合の出場にとどまった。
それでも、プロ3年目の今季は三軍戦で圧倒的な数字を記録し、7月からは二軍で遊撃のレギュラーを奪取。ここまで17試合に出場し、打率.288(59打数17安打)、1本塁打をマークしている。
正遊撃手・坂本勇人が故障で離脱中のチーム事情もあり、加藤にチャンスが巡ってくる可能性も考えられるだろう。