“超高校級”もまさかの…最後の夏に甲子園出場が叶わなかったレジェンド選手5人
2023/08/23
産経新聞社
成瀬善久(横浜)
出身:栃木県
投打:左投左打
身長/体重:180cm/87kg
生年月日:1985年10月13日
ドラフト:2003年ドラフト6巡目
千葉ロッテマリーンズで5度の二桁勝利を記録し、プロ通算96勝を挙げた左腕が、横浜高校出身の成瀬善久だ。
中学時代から名を馳せ、強豪の横浜高校へ進学した成瀬だったが、故障が多く、本来のピッチングを披露できない期間が続いた。それでも、チームは2003年春のセンバツ甲子園で準優勝を果たし、この大会で成瀬は頭角を表したのだ。
春夏連続出場を狙った3年夏、神奈川県大会を順調に勝ち抜き、迎えた決勝戦は横浜商科大学高校との一戦。
成瀬は先発の役割を任されたが、1回に2点を失い、わずか1イニングで降板。4回表に追いついたものの、終盤に勝ち越された横浜高校は2-7で敗れ、甲子園出場を逃す。
悔しい終わり方となったが、成瀬はロッテに入団し、2007年に16勝1敗、防御率1.82と大活躍。横浜高校の後輩にあたる涌井秀章(現:中日)らとともに、パ・リーグの一時代を築き上げた。