“超高校級”もまさかの…最後の夏に甲子園出場が叶わなかったレジェンド選手5人
2023/08/23
産経新聞社
内川聖一(大分工業)
出身:大分県
投打:右投右打
身長/体重:184cm/92kg
生年月日:1982年8月4日
ドラフト:2000年ドラフト1位
天才的なバッティングコントロールでヒットを量産した内川聖一は、大分工業時代、一度も甲子園の土を踏むことができなかった。
高校1年夏にショートのレギュラーを掴み、高校通算43本塁打を放つなど、打撃面で抜群のセンスを見せていた内川。
ただ、1年秋に骨嚢腫を発症し、3ヶ月ほどの入院生活を余儀なくされた。苦しい時期を乗り越えた内川はさらなる成長を遂げ、チームに欠かせない戦力になる。
3年夏、内川の活躍もあって同校7年ぶりの甲子園出場をかけ、大分県大会の決勝戦まで駒を進めた。
しかし、内川は「4番・遊撃」で先発するも、3打数ノーヒット、チームも中津工業(現:中津東)に1安打完封負けを喫し、聖地には一歩届かなかった。
横浜ベイスターズに入団後は、1軍定着までは時間を要したものの、2008年に右打者のシーズン記録となる打率.378をマークする活躍。通算2186安打を積み重ね、2022年にNPBから引退。現在は独立リーグで汗を流している。
【了】