福岡ソフトバンクホークス、2016年戦力診断。球界随一の選手層を武器に三連覇へ
ベースボールチャンネルでは、2016年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?今回は福岡ソフトバンクホークスだ。
2016/03/21
戦力の評価
昨季、故障により30試合の出場に終わった長谷川勇也が、今季は万全の態勢で開幕を迎えようとしている。選手会長となり、本来の打撃を披露してくれれば問題ない。また、外国人選手枠の関係で出場機会がなかったカニザレスも、今季はより多くのチャンスを得られそうだ。
何より、松田宣浩のチーム残留は大きい。今年も“熱男”は健在。プレーで、声で魅せてくれることは間違いない。
1軍登録選手は最大28名。オープン戦出場メンバーから絞り込まれていくわけだが、工藤監督も「悩むよねぇ」とこぼすほど。長いシーズン、モチベーションを保ちながらケガなく戦い抜ける選手にチャンスが巡ってくる。そういった意味では、ファームでも結果を出し続けていれば、昨季の上林誠知のように活躍の場を手にすることができるだろう。
総合力の評価
後に記す先発ローテには名前を書ききれなかったが、松坂大輔や千賀滉大も控えている。その他にも岩嵜翔、東浜巨など若手投手がその枠を狙う。中継ぎでは森唯斗、五十嵐亮太、抑えのサファテと勝利の方程式は健在だ。
他球団が“打倒ソフトバンク”でエース級を登板させてくるだろうが、この強力打線を持ってすれば、打てずに零封・連敗ということは考えづらい。求めるとすれば、昨季チーム盗塁数94個をさら伸ばし、機動力でも魅せてもらいたい。
開幕オーダー
打順 守備位置 選手
1 (中) 福田
2 (二) 本多
3 (指) 柳田
4 (一) 内川
5 (左) 長谷川
6 (三) 松田
7 (右) 中村
8 (遊) 今宮
9 (捕) 髙谷
ベストオーダー
打順 守備位置 選手
1 (右) 中村
2 (二) 明石
3 (中) 柳田
4 (一) 内川
5 (左) 長谷川
6 (三) 松田
7 (指) カニザレス
8 (捕) 斐紹
9 (遊) 今宮
開幕ローテーション
1 攝津
2 バンデンハーク
3 武田
4 和田
5 千賀
抑 サファテ
ベストローテーション
1 攝津
2 バンデンハーク
3 大隣
4 和田
5 武田
6 中田
抑 サファテ