わずか3日で開幕一軍当確。”和製大砲”オリックス、ドラ1位吉田正尚は有言実行の男【どら増田のオリ熱コラム #69】
オープン戦3試合で結果を残した、オリックスのドラフト1位ルーキー吉田正尚の開幕一軍が決まった。
2016/03/22
福良監督も大絶賛
「登録します!開幕一軍でいきます!」
21日のオープン戦終了後、駐車場に現れた福良淳一監督は報道陣にこう話すと車に乗り込んだ。ドラフト1位ルーキー吉田正尚の開幕一軍が決定した。
「明日の一軍の試合に出ることになりました。順調にきてるので期待しててください」
10日に行われた二軍の教育リーグを取材で訪ねた時に話をすると、吉田は自信に溢れた表情でこんな話をしてくれた。翌11日、中日との教育リーグで実戦デビューするとタイムリーを放ち、16日、広島との二軍公式戦では初のホームランを打った。
「一度一軍で見てみたい」
福良監督のリクエストにより、19日の阪神とのオープン戦3連戦に“2日間限定”で一軍昇格を果たすと、即スタメンで起用され最終回にライトへ目の覚めるような速い打球のヒットを放った。これには福良監督も「いいものを見せてもらいました」と笑みを浮かべ、翌20日には藤川球児からライト上段席の壁を直撃するホームランを打つ。
これで最終戦までの“延長”が決定し、21日も左腕の岩貞からライトオーバーの2塁打を含む2安打を記録。「どんな球種に対しても自分のバッティングができている」「ピッチャーの左右関係ない」吉田のバッティングを見た福良監督からはドラフト1位ルーキーを称賛する言葉が次々と発せられた。
こうして吉田はわずか3日間の査定期間で開幕一軍の切符を手に入れた。