中日ドラゴンズ、2016年戦力診断。戦力は整備、谷繁監督の選手起用が最大のカギに
ベースボールチャンネルでは、2016年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?今回は中日ドラゴンズだ。
2016/03/23
今ひとつ気迫が感じられなかった春季キャンプ
昨年は開幕3連敗の直後に7連勝を飾り、15勝15敗で4月を終えた。しかし、5月2日の横浜DeNA戦で守護神の福谷浩司が逆転を許し、谷繁元信監督が本塁上の判定を巡って退場になると、選手起用に迷いも出てジリジリと後退した。
3年連続Bクラスという屈辱の中でシーズンを終え、山本昌、和田一浩、小笠原道大に谷繁監督自身も引退。大幅に若返った戦力を、采配に専念する谷繁監督がどう動かしていくかが浮上のポイントになる。
ただ、春季キャンプでは、元気なファームと比べても一軍組には今ひとつ気迫が感じられず、それがオープン戦での戦いぶりにも表れていたという印象だ。大きな波に乗るきっかけを何とかつかみ、球団創設80周年のシーズンに花を添えられるか注目したい。
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