夏の甲子園で“頂点”に! “聖地”で優勝を飾った現役野手5人。全国制覇に導いた打者たち
2023/08/18
産経新聞社
野村佑希
出身校:花咲徳栄(埼玉)
投打:右投右打
身長/体重:187cm/93kg
生年月日:2000年6月26日
ドラフト:2018年ドラフト2位
北海道日本ハムファイターズでのクリーンアップ候補として、大きな期待がかけられている野村佑希も、夏の甲子園で頂点に立っている。
アメリカ合衆国で生まれた野村は群馬県で育ち、花咲徳栄高校に入学。強打者として注目を集め、高校2年の夏は4番を務めた。
甲子園でも2試合連続でアーチをかけるなど本領を発揮すると、広陵高校(広島)との決勝戦でも2安打を放つなど4番の役割を全う。14-4と大勝し、埼玉県勢初となる全国制覇を成し遂げた。
エースも務めた高校3年夏にも甲子園へ駒を進めたが、2回戦で横浜高校(神奈川)の前に敗退。それでも野村は、豪快な一発を放った。高校通算58本塁打を放った逸材は、日本ハムにドラフト2位入団が決定。
飛ばす力は一級品と称されながらも、毎年のように故障に苦しんでいる野村。2021・2022年ともに規定打席に到達できず、今季は開幕4番を任されたものの、新庄剛志監督から打席内容に苦言を呈される場面もあった。
それでも夏場に調子を上げ、すでに自身初となる2桁本塁打を達成。着実に成長を続けている。