広島東洋カープ、2016年戦力診断。ルナら外国人選手の働き、大瀬良復帰までの先発陣の踏ん張りもポイント
ベースボールチャンネルでは、2016年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?今回は広島東洋カープだ。
2016/03/23
戦力の評価
今年もカープの外国人選手獲得の手腕が光る。日本で3割をマークしたキャリアを持つエクトル・ルナを獲得。首脳陣は、4番としての起用を想定している。これにより、打線に「つながり」が生まれ、エルドレッドも自慢の長打力を伸び伸びと発揮できるだろう。
また、プライディ外野手の日本野球への取り組みを含めた総合力も頼もしい。投手は、ジョンソンはエース格の活躍。そこに、リリーフ適性の高いジャクソン、長いイニングも可能なヘーゲンスが加わり、緒方監督の選択肢は広がった。
総合力の評価
エース前田健太の抜けた穴は大きい。さらには、エース候補の大瀬良大地が故障で出遅れたことも大きく響く。命運を握るのは、ルーキーの岡田明丈、横山弘樹である。彼らが、先発ローテーションでいかにゲームメイクできるかが前半戦の鍵である。
幸いなことに、オープン戦から打線は活発である。田中、菊池、丸の上位打線でチャンスメイク、ルナで返すパターンは計算が立つ。投手では、福井優也がワンステージ上がった存在感もある。
さらに、新井貴浩の2000本、黒田博樹の200勝へ向け、ファンの熱い後押しも期待できる。
攻撃力と熱い声援をバックに耐えながら、大瀬良復帰を待ちたい。
開幕オーダー
打順 守備位置 選手
1 (遊) 田中
2 (二) 菊池
3 (中) 丸
4 (三) ルナ
5 (一) 新井
6 (左) エルドレッド
7 (右) 野間
8 (捕) 石原
※ベストオーダーも同じ
開幕ローテーション
1 ジョンソン
2 黒田
3 福井
4 野村
5 横山
6 岡田
抑 中崎
ベストローテーション
1 ジョンソン
2 黒田
3 福井
4 野村
5 横山
6 大瀬良
抑 中崎