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則本はNPB記録の新人から4年連続。涌井は7回目、攝津は5年連続……先発投手の栄誉、開幕投手

12球団の開幕投手が発表された。各球団のエースが顔を並べた。

2016/03/25

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開幕戦で9勝をあげた鈴木啓示

 NPBの開幕投手回数5傑とその成績は以下の通りだ。
 
鈴木啓示 14回(近鉄)通算9勝2敗
金田正一 14回(国鉄10回、巨人4回)通算5勝7敗
村田兆治 13回(ロッテ)通算6勝6敗
山田久志 12回(阪急)通算8勝2敗
東尾 修 10回(太平洋、クラウン、西武)通算2勝7敗
 
 そうそうたる顔ぶれで全員が200勝以上、殿堂入りしている。昭和のエースはチームの顔として毎年のように開幕投手になったのだ。
 鈴木の開幕戦9勝はNPB記録だ。
 金田正一は巨人に移籍後、力の衰えは見られたが在籍5年間で4回開幕投手を務めた。
 山田久志は12年連続開幕投手。NPB史上2位の8勝を挙げている。
 村田兆治はトミー・ジョン手術で1年以上のブランクがありつつも、手術後の86年から5年連続で開幕投手を任された。
 東尾修も10度開幕投手を務めているが、2勝7敗。開幕戦は苦手だったようだ。
 
 なお現役最年長のDeNA三浦大輔は、これまで7度開幕投手を務めたが、7連敗。東尾や三浦のように大投手であっても、開幕戦が苦手な投手もいるのだ。
 
 今季の開幕投手たちは、どれだけ記録を伸ばすことができるのだろうか?

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