FA権取得で”決断”…FA宣言残留した一流プレーヤー6人。球団愛を貫く現役選手たち
2023/01/03
産経新聞社
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シーズンオフに大きな話題を集めるのが、フリーエージェント(FA)移籍だ。2023年オフには西川龍馬、山﨑福也、山川穂高が国内移籍を決断した。一方で、FA権を行使した上でチームに残留し、球団一筋を貫く選手も存在する。ここでは、FA宣言残留した現役選手を紹介したい。
西勇輝(阪神タイガース)
・投打:右投右打
・身長/体重:181㎝/82㎏
・生年月日:1990年11月10日
・経歴:菰野高
・ドラフト:2008年ドラフト3位
昨オフ、2度目のFA移籍に注目が集まっていた西勇輝だが、宣言残留を選択した。
2008年ドラフト3位でオリックス・バファローズに入団すると、高卒3年目の2011年に初の2桁勝利を記録。
翌2012年には無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)、2014年から3年連続で2桁勝利をマークするなど、先発投手としてキャリアを積み上げた。
2018年オフに国内FA権を行使し、阪神タイガースに移籍。移籍初年度には26試合(172回1/3)を投げ、10勝8敗、防御率2.92をマーク。持ち前のフィールディングも評価され、自身初のゴールデングラブ賞に輝いた。
その後も安定した成績を残し続け、2022年は援護に恵まれず9勝9敗ながら、リーグ2位の防御率2.18を記録。同年は2度目のFA権を取得して去就が注目されたが、新たに複数年契約を締結し、残留を決断した。
2023年は不調で二軍落ちを味わうも、シーズン後半は復調。最終的に8勝を挙げ、チーム悲願の日本一に貢献した。