FA権取得で”決断”…FA宣言残留した一流プレーヤー6人。球団愛を貫く現役選手たち
2023/01/03
産経新聞社
岩崎優(阪神タイガース)
・投打:左投左打
・身長/体重:185cm/89kg
・生年月日:1991年6月19日
・経歴:清水東高 – 国士舘大
・ドラフト:2013年ドラフト6位
昨オフFA権の行使に注目が集まった岩崎優だが、FA宣言残留を選択し、阪神タイガースでのリーグ優勝を誓った。
2013年ドラフト6位で阪神に入団した岩崎。入団後は先発投手としてキャリアを積んでいたが、2017年から本格的に中継ぎへ転向。同年は66試合登板で4勝15ホールド、防御率2.39の好成績をマークした。
その後も毎シーズンのように安定した数字を残し、ブルペン陣の柱となった。さらに、2021年の東京五輪では日の丸を背負い、金メダル獲得に貢献。
レギュラーシーズンでもフル回転の働きを見せ、自己最多の44ホールドポイント(3勝41ホールド)を記録。
翌2022年はシーズン途中からクローザーに抜擢。57試合に登板し、1勝28セーブ11ホールド、防御率1.96と躍動した。
同年オフには国内FA権を取得。球界を代表するリリーフ左腕だけに動向に注目が集まったが、FA権を行使した上で残留を決断した。
2023年も守護神として君臨し、レギュラーシーズンでは60試合登板で35セーブ、防御率1.77と抜群の安定感でセーブ王のタイトルを戴冠。リーグ優勝、日本一の原動力となり、自身は胴上げ投手となった。