FA権取得で”決断”…FA宣言残留した一流プレーヤー6人。球団愛を貫く現役選手たち
2023/01/03
産経新聞社
則本昂大(東北楽天ゴールデンイーグルス)
・投打:右投左打
・身長/体重:178cm/82kg
・生年月日:1990年12月17日
・経歴:滋賀・八幡商 – 三重中京大
・ドラフト:2012年ドラフト2位
メジャー球団からも大きな注目を集めていた則本昂大。国内FA権を取得した2019年に、NPBの日本人選手では史上最長となる7年契約を締結。事実上の“生涯楽天“宣言となった。
2012年ドラフト2位指名で東北楽天ゴールデンイーグルスの一員となった則本。ルーキーイヤーから開幕投手に抜擢され、27試合(170回)を投じて15勝8敗、防御率3.34をマーク。新人王に輝いた。
さらに同年は、ポストシーズンでも躍動。日本シリーズではフル回転の働きで、球団創設初の日本一に大きく貢献した。
翌2014年からは5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得。2017年には第4回WBCの日本代表に選出されるなど、球界トップクラスの先発投手へと成長した。
2019年は故障の影響で5勝どまりとなったが、これまでの活躍が高く評価され、大型契約を締結。2021年からは2年連続2桁勝利をマークしている。
ここまで開幕投手7回、2桁勝利8回の実績を持つ則本。長らくエースとしてチームを牽引したが、2024年はクローザー転向が示唆されており、ゲームを締める役割を担うこととなりそうだ。