読売ジャイアンツ、2016年戦力分析。世代交代真っ只中のチームでカギを握る由伸采配
ベースボールチャンネルでは、2016年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?今回は読売ジャイアンツだ。
2016/03/24
チーム再建へ大物外国人を補強
06年から10シーズンに渡り続いた原政権が終わり、40歳の由伸新監督誕生へ。
昨季はリーグ最低のチーム打率.243、20本塁打以上0名は55年ぶりという歴史的
貧打に泣きV4を逃した。
まさにイチから再出発。攻撃力アップのキーマンとして補強したのが「4番一
塁」として期待されるメジャー122発男のギャレットと元ロッテのクルーズだ。
今季から再び捕手専念となる阿部慎之助が開幕直前に右肩痛で2軍調整へ。
長年巨人の左の長距離砲と言えば、高橋由伸と阿部の二枚看板。
だが、由伸は引退し、37歳阿部も1軍にはいない。
正捕手と同時に頼れる主軸打者も失ってしまったチームにとって、4番ギャレッ
トには最低でも30本塁打を期待したい。
もうひとりのクルーズは主に5番を打つことになりそうだが、二塁・三塁・遊撃
を守れるロッテ時代にGグラブ賞を獲得した守備面にも注目である。
オープン戦で坂本の体調不良時には遊撃も守ったユーティリティ助っ人。
ここ数年、チームはショート坂本の代役不在に悩まされ続けて来たが、クルーズ
の加入でそのウィークポイントも解消されるはずだ。
他にはFAで脇谷亮太が西武から出戻り移籍したが、昨年9月に右足首骨折をして
おり戦列復帰は4月以降になるだろう。