読売ジャイアンツ、2016年戦力分析。世代交代真っ只中のチームでカギを握る由伸采配
ベースボールチャンネルでは、2016年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?今回は読売ジャイアンツだ。
2016/03/24
総合力
野手陣はギャレットとクルーズの両助っ人への依存度が高いのが気になるが、そ
ろそろ坂本勇人や長野久義には名実ともに柱としての働きを期待したい。
昨季打率.304を記録し不動の1番センター定着が期待される立岡宗一郎は打席で
落ち着きさえ感じられ、阿部の不在により正捕手を任せられる3年目の小林誠司
も攻守に成長の跡が見て取れる。
亀井善行や片岡治大といった実力派中堅選手が健在なのも心強い。
彼ら主力組と同時に若手の岡本和真や重信慎之介の起用法にも注目だ。
キャンプ・オープン戦とずっと1軍帯同して来た19歳の岡本はオープン戦打
率.164で開幕直前に2軍降格。
ドラ2ルーキーの重信もオープン戦終盤は力不足を露呈してしまった。
新しく監督が代わった年は、新しいチームを担う強化指定選手を育成しようとする。
シーズン中もレギュラーの固まらないサードやレフトで、岡本や重信が由伸チル
ドレンとして優先的に起用されるはずだ。
投手陣、野手陣ともに勝利と同時に世代交代が求められる1年。
阿部・村田・杉内・内海・山口。
原前監督時代の枢軸に代わるチームの主役は誰になるのか?
由伸巨人の今年のキーワードは「原巨人からの脱却」である。
開幕オーダー
打順 守備位置 選手
1 (中) 立岡
2 (左) 重信
3 (遊) 坂本
4 (一) ギャレット
5 (二) クルーズ
6 (右) 長野
7 (三) 村田
8 (捕) 小林
ベストオーダー
打順 守備位置 選手
1 (中) 立岡
2 (二) 片岡
3 (遊) 坂本
4 (一) ギャレット
5 (右) 長野
6 (三) クルーズ
7 (左) 亀井
8 (捕) 阿部
開幕ローテーション
1 菅野
2 ポレダ
3 高木勇
4 田口
5 桜井
6 今村
抑 澤村
ベストローテーション
1 菅野
2 マイコラス
3 ポレダ
4 高木勇
5 田口
6 内海
抑 澤村