東京ヤクルトスワローズ、2016年戦力診断。「新・勝利の方程式」が固まれば、リーグ連覇は見えてくる
ベースボールチャンネルでは、2016年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?最終回は東京ヤクルトスワローズだ。
2016/03/25
総合力の評価
昨年の打点王・畠山和洋はキャンプで腰を痛めて調整が遅れたが、昨年の首位打者・川端慎吾、昨年の本塁打&盗塁王でリーグMVPの山田哲人と併せ、タイトルホルダートリオが揃えば迫力は十分。昨年はやや苦しんだ雄平は「脱力」をテーマにした新打法に手ごたえをつかみ、そこに左脇の肉離れで開幕戦欠場が決定的なウラディミール・バレンティンが加われば、打線は昨季以上の破壊力が見込まれる。
投手陣も、先発ローテーションとして名前を挙げた以外に、中継ぎで開幕を迎える杉浦稔大、昨年大ブレークしたアンダーハンドの山中浩史、実績のある新垣渚、復活を期す村中恭兵らが虎視眈々とチャンスをうかがっており、先発陣は昨年以上の厚みを感じる。
問題はバーネット、ロマンの退団で再構築されるブルペンが、うまく機能するかどうか。昨年はセットアッパーだったローガン・オンドルセクが抑えに回ると予想されるが、彼を中心に「新・勝利の方程式」を築くことができれば、1992~93年以来のリーグ連覇も見えてくる。
開幕オーダー
打順 守備位置 選手
1(中)上田
2(三)川端
3(二)山田
4(右)雄平
5(一)畠山
6(左)坂口
7(遊)大引
8(捕)中村
ベストオーダー
打順 守備位置 選手
1(中)坂口
2(三)川端
3(二)山田
4(左)バレンティン
5(一)畠山
6(右)雄平
7(遊)大引
8(捕)中村
開幕ローテーション
1 小川
2 石川
3 原樹理
4 館山
5 成瀬
6 デイビーズ
抑 オンドルセク
※ベストローテーションも同じ