3.29横浜の野球が開幕――ベイスターズが来場者プレゼントに託す『野球やろうぜ!』
いよいよ3月29日に本拠地横浜スタジアムの開幕戦を迎える横浜DeNAベイスターズ。今年も、開幕カードでは野球グッズがプレゼントされる。
2016/03/26
カードごとに来場者へ野球関連グッズをプレゼント
横浜スタジアムのカクテルライトに照らされたプレゼントを見て、大人も子どももきっと笑顔になることだろう。
昨年、本拠地開幕6連戦で総計12万人にヘルメットが配られ大きな話題となったが、今年の3月29日~31日に開催される『OPENIG SERIES 2016』の巨人戦では、新しいマリンくんがデザインされた『ボール』『バット』『ホームベース』が来場者約7万人にプレゼントされる。
柔らかい素材でできた玩具レベルの商品ではあるが、このプレゼントには球団からの重要なメッセージが込められている。
『野球やろうぜ!』
プレゼント配布の発表とともに掲げられたこのキャッチコピーには、野球を観るだけではなく、“PLAY”することも楽しんでもらいたいといった意図がある。
ご存知のように昨今、少子化や社会的な背景により特に若年層の野球人口が減ってきている。このまま時代が推移すれば、ただでさえ人気低迷が囁かれる野球というスポーツは、さらに尻つぼみになっていく可能性さえある。
球団としては子どもたち未来、ひいては国民的スポーツの将来のために、もっと身近に野球を感じてもらいたい、じかに触れてもらいたい、それこそがプロ野球球団としての使命だといった想いから、プレゼント配布をするに至った。
自由にボールを投げ、バットを振りまわし、走ってホームベースを踏みしめてみる。幼稚園や小学生の子どもたちがそれを体験することで、新たな発見をする可能性がある。まずは、きっかけ作りが大切だ。種をまかなければ発芽はせず、花も実もつけることもないのだから。