【野球人の言霊2】 菊池雄星、大谷翔平を育てた花巻東・佐々木洋監督の指導論
指導者やプロ野球選手の言葉を通じて、さまざまな思考に触れることができる。
2016/03/25
「野球の技術そのものが、人生に役立つわけではないと思っています」(花巻東・佐々木洋監督)
菊池雄星(西武)、大谷翔平(日本ハム)という怪物を育て上げた花巻東の佐々木洋監督の指導の多くは技術指導ではない。全力疾走やカバーリング、あるいは、投手に義務づけているトイレ掃除など、心を育てることも彼の指導方針の一つである。「考える力や物事に取り組む姿勢を学んでいってほしい」。野球を通じて人間としての成長を促す。立派な指導者といえるだろう。