「西武の応援も自分の力に」ドラ2位近藤大亮、全力投球で獅子退治へ【どら増田のオリ熱コラム #70】
社会人野球の名門パナソニックから150キロ超のボールを投げる即戦力投手としてオリックスにドラフト2位で指名された近藤大亮。関西一筋の人生をプロの世界でも歩み続ける。開幕ローテーションの座を射止めた即戦力ルーキーを実戦デビューから追った。
2016/03/26
開幕2戦目のマウンドへ
開幕2戦目となる西武戦(西武プリンスドーム)での先発となる。オープン戦最終日の試合後に話を聞くことができた。
「開幕一軍という目標があったので素直にうれしいですね。引き締まる思いといいますか、期待に応えたい気持ちが大きい。西武には秋山さんや中村さんといったすごいバッターが多いので、全力で腕を振って、思いっきりぶつかりたいです。僕はずっと関西なんで西武ドームで投げたことがないんです。えっ?西武の応援に威圧感がある?じゃあ全部が僕の応援だと思えば大丈夫ですね(笑)」
親御さんの影響で子どもの頃からのTUBEファン。昨年まで甲子園球場で行われていたライブを楽しみにしていたという。当然、登場曲もTUBEの昨年発売された最新アルバムの中から「WINNERS HIGH」を選んだ。
曲中に『自分のために誰かのために 目の前の壁乗り越えてみせる』という歌詞がある。
この言葉は、「1年を通して責任を果たすピッチャーになりたい」と自身の選手像を描いている近藤にとってピッタリだ。ヒーローインタビューで歌う日も見られるかもしれない。開幕戦サヨナラ負けの嫌な空気をルーキーが払しょくできるか――近藤大亮にチームの初勝利を託す。