下馬評は”ドラ1″だったが…ドラフト1位指名を逃した現役選手6人。最高順位じゃない逸材たち
2024/10/01
産経新聞社
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プロ野球ドラフト会議には、毎年大きな注目が集まる。ドラフト1位候補と高い評価を受ける有力選手が一定数いるが、その中には惜しくも最高順位での指名を逃す選手も存在する。そこで今回は、ドラフト1位候補の下馬評も、1位指名されなかった現役選手をピックアップしたい。(今季成績は10月1日時点)
山﨑伊織(読売ジャイアンツ)
・投打:右投左打
・身長/体重:181cm/81kg
・生年月日:1998年10月10日
・経歴:明石商 – 東海大
・ドラフト:2020年ドラフト2位
プロ3年目の昨季は飛躍を遂げ、今季も先発ローテーションの柱を担っている山﨑伊織。大学3年時からドラフト1位の有力候補と称された逸材であった。
明石商から東海大に進学すると、2年春にリーグ戦デビュー。3年時にはエースとなり、春秋連続でリーグMVPを獲得。大学日本代表にも名を連ねるなど、早くから大学屈指の右腕として注目を集めた。
ところが、4年時に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を敢行。その影響で一時は社会人野球に進む意向を見せたが、読売ジャイアンツからドラフト2位指名を受けた。
ルーキーイヤーはリハビリに専念。それでも翌2022年には開幕ローテーション入りを果たし、20試合(97回1/3)を投じて、5勝5敗、防御率3.14と飛躍の足掛かりを作った。
昨季は23試合に先発し10勝5敗、防御率2.72の好成績をマーク。ブレイクの1年となった。
今季も先発ローテーションの一角を担い、ここまで23試合(141回)を投げて9勝6敗、防御率2.81をマーク。チームの4年ぶりリーグ優勝に貢献している。