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ドラフトで“激突”…巨人と阪神がドラフト1位指名で競合した6人。争奪戦となった現役選手たち

2023/10/23

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産経新聞社



堂上直倫(中日ドラゴンズ)

中日・堂上直倫

投打:右投右打
身長/体重:184cm/88kg
生年月日:1988年9月23日
経歴:愛工大名電高
ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
 
 今シーズン限りでの現役引退を表明した堂上直倫。世代屈指のスラッガーとして大きな注目を集め、ドラフト会議では3球団が競合した。
 
 愛工大名電高では1年時からレギュラーとなると、2年春のセンバツ甲子園では4番打者として2本塁打を放つ活躍。チームを全国制覇に導いた。同年は2年生ながら高校日本代表に選出。国際大会でも2本のアーチを描き、世界一に大きく貢献した。
 

 
 夏の甲子園にも2度(2年・3年)出場したが、ともに初戦敗退。悔しさも味わった堂上だが、高校通算55本塁打の長打力と軽快な遊撃守備が高く評価されていた。
 
 迎えたドラフト会議では、読売ジャイアンツ、阪神タイガース、中日ドラゴンズの3球団が1位指名で競合。抽選の末に地元・中日へ入団した。なお、巨人は外れ1位で坂本勇人を指名。チームを支える中心選手の獲得に成功している。
 
 プロ入り後は、高卒4年目の2010年に遊撃のレギュラー格として82試合に出場。翌年以降もコンスタントに出場機会を得て、2016年に初めて規定打席に到達。131試合出場で打率.254をマークした。
 
 2019年には2桁12本塁打を放った打撃に加え、安定した内野守備で貴重な戦力となっていたが、昨季は出場機会が激減。今季も二軍暮らしがメインとなったこともあり、17年間の現役生活に別れを告げた。

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