昨年は2勝止まり。オリックス上位進出へ、鬼門・西武プリンスドーム対策がカギに【どら増田のオリ熱コラム #71】
開幕カードを1勝2敗で終えたオリックス。試合展開をみれば、オリックスが先制したにもかかわらず中盤以降ライオンズ打線につかまり、終盤で逆転を許す形となった。
2016/03/29
今年もGWに西武プリンスドーム
次にオリックスが西武プリンスドームで試合をするのは、昨年と同じゴールデンウィーク。今年は1週間以上続く関東遠征の頭である5月3日から3連戦が組み込まれている。前出の瀬戸山本部長の話ではないが、日曜日や連休に勝つイメージが少ないのは、西武プリンスドームへの苦手意識よりも由々しき問題だ。
先日話を聞いた関東のオリックスファンの中には「日曜や連休しかここに来れないんで、勝った試合を全然見てないんですよ」とボヤきも聞かれた。
それを裏付けるかのように昨年西武プリンスドームで勝った2試合はいずれも平日。週末開催の開幕シリーズ、ゴールデンウィーク、シルバーウィークで行われた9試合全てで黒星を喫している。
「西武プリンスドームは修行の場。どんな結果であっても応援しに来る」
こんなことを言えてしまうオリックスファンの打たれ強さは、12球団ファンの中でおそらく一番ではないか。
今年の開幕シリーズは1塁側外野席の半分以上を西武の応援席として割り当てられていたが、西武ファンの威圧感ある応援に負けじと大きな声を張り上げ、ファン同士で喜怒哀楽を共有していた。ファンにとっても1勝の重みを感じる球場であることは間違いない。
西武プリンスドームへの苦手意識を払拭することは、今季巻き返しを図るオリックスにとって重要視されるべき大きな課題だ。