大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



短期決戦の鬼!CSでMVPを受賞した選手5人。チームを勝利へ導いた立役者たち

2023/10/13

text By

photo

産経新聞社



奥川恭伸(2021)

ヤクルト・奥川恭伸
出身:長崎県
投打:右投右打
身長/体重:182cm/85kg
生年月日:1969年4月2日
ドラフト:1987年ドラフト3位

 
 将来のエースとして期待を受けながら、今シーズンの一軍登板は叶わなかった奥川恭伸も、CSでMVPを獲得した一人である。
 
 星稜高校では1年春からベンチ入りを果たし、甲子園で圧巻のピッチングを披露し続けた奥川。2019年夏はチームを準優勝に導く活躍を見せた。3球団がドラフトで1位指名し、競合の末、東京ヤクルトスワローズへの入団が決まる。
 

 
 入念な育成計画のもと、ルーキーイヤーはファームで7試合に登板。20イニング近い投球回数で防御率1.83と好投し、シーズン終盤に一軍のマウンドも経験した。
 
 そして2年目は中10日のローテーションでシーズンを完走すると、抜群の制球力も光って9勝をマーク。同年のCSでは読売ジャイアンツ相手に98球でプロ初完封勝利を挙げ、MVPを受賞。20歳での獲得は両リーグを通じ最年少での獲得となった。
 
 ただ、昨年はコンディション不良で1試合、今シーズンは一軍登板なしに終わった奥川。来年こそ復活し、今季低迷したヤクルトを立て直したいところだ。

 

 

 
【了】

1 2 3 4 5


error: Content is protected !!