球界が騒然…まさかの電撃引退を決断した歴代選手6人。引き際の美学を貫いた一流プレーヤーたち
2023/10/13
産経新聞社
黒田博樹
出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:185cm/93kg
生年月日:1975年2月10日
ドラフト:1996年ドラフト2位
現役最終年も二桁勝利を記録し、ユニフォームに別れを告げた男が黒田博樹である。
上宮高校では登板機会がほとんどなかったが、専修大学で大きく飛躍し、逆指名で広島に入団。2001年には主戦格として12勝・防御率3.03をマーク。中でも13完投はキャリアハイの数字だった。
翌年以降も絶対的エースとして躍動。最優秀防御率、最多勝、ベストナインなど数々のタイトルを受賞し、球界を代表する投手となった。
2008年からメジャーに挑戦すると、7年間で二桁勝利を5回記録。そしてFAとなった2014年オフ、メジャー球団からの高額オファーもあった中、古巣の広島復帰を決断。初年度から11勝を挙げる活躍で投手陣を牽引した。
2016年には日米通算200勝を達成、広島25年ぶりのリーグ優勝など華々しい一年を過ごし、同年限りで引退を表明した。
現役最終登板となった日本ハムとの日本シリーズ第3戦、6回1死の場面で対峙した打者は大谷翔平。真っ向勝負でレフトフライに打ち取り、現役生活最後のアウトを奪った。